COLUMN
はたらくコラム

ペーパークラフト作家(教室準備中)
Chizu Tamuraさん(49歳)
取材日20180305
<これまでの略歴>
短大卒業後→製薬メーカーの経理業務(約8年)結婚・第一子妊娠・この頃に会社に産休・育休制度ができて取得する→職場復帰前に夫が米へ転勤の辞令・育休の延長制度が無かったため、やむなく退職することに→米国で日本人のママサークルに入り、シャドーボックスの制作に日々夢中になる→帰国後、英会話、トールペイントなど勉強しつつ、仕事する道を探る→静岡に転居・スクラップブッキングに出会い6年習う→大阪に転居・スクラップブックの資格を取得する・ママサークルでスクラップブッキングを月1回10人くらいに教えるようになる→材料費を稼ぐ必要もあり、20年ぶりに洋服屋さんで仕事スタート(約2年、平日1、土日AM)→仕事をもう少しやってみようと派遣会社に登録するが、時間制限や週3、4日の仕事はすぐには見つからず→ペーパードレスを友人にプレゼントしたことがきっかけでサロンでレッスンをする機会につながる→数回実施後、自分の教室を持ちたいと思うようになり、2017年末に家ごと引っ越し→自宅教室準備とワークショップイベントを精力的に行っている。


<家族構成>
夫、長男(大学3)、次男(中3)
<家事分担>
長男くんは、子供の頃から料理や片付けにも興味を持っていたので、自分のことは自分でできるようになっていてご飯などの心配はない。
夫もイベントがある日は、自分のことは自分でできるので、やってもらっている。
だから、今は次男くんのことを気にかけていればOKという状態になっている。
<はたらくやりがい>
ワークショップに参加していただいた方の笑顔!
作っている時、作品が出来上がった時、やっていて良かった!と思える。
<いきがい、モチベーションの源泉>
人が喜んでくれること
子育てしている時もそうだし、仕事している時も笑顔がやる気の源泉

<夢、10年後の目標>
自宅教室をみんなの憩いの場所、コミュニティにしたい。
何かを作ったり、話したり、人と会うことでリフレッシュできる場にしていきたい。
<これまでにあった転機>
1) 夫の転勤でアメリカに行ったこと。そこで、シャドーボックスに出会い、時間を忘れて創作した。子どもの頃から好きだった創作の面白さを再認識できたこと。
2) スクラップブックに出会ったこと。夫の転勤で静岡に行った時、仕事を探してみたけれど、転勤族の妻かつ子どもが小さかったので仕事が見つからなかった。そんな中で、スクラップブックに出会い習えたことは大きな転機になった。
<座右の銘>
若い時は、「為せば成る為さねばならぬ」と気負っていたけれど、40代になってからは「なるようになれば良いや!」と思えるようになった。
<20歳の自分に言ってあげたいこと>
会社に入った頃は、30歳までには「自分はコレ」というモノを見つけようと思っていた。入社後は経理に配属され、経理の勉強をしてきた人にはかなわないと感じ、次は上司の補佐をしっかりやれる人になろうと考えた。上司が電話で話をしていたら、相手が誰なのかを想定し資料を必要とする資料をサッと出したり、お茶出しを上手にできる人になどうと工夫をしたこともあった。でも、「なるようになる」と肩の力を抜いてみることも大切だと今は思う。
<最初の一歩を踏み込めない人へ応援メッセージ>
なるようになるよ!焦らずにね~
<インタビュー後記>
ワークショップも制作についても本当に行動的で勉強熱心な方。ワークショップ開催となれば遠方にも駆け付ける。紙の展示会に出かけて、作品に活かすべく紙制作会社と直接交渉をしたり。モノづくりが子どもの頃から大好きだったそうで、ペーパークラフトにもきっと出会うべくして出会ったのだと思います。自宅教室オープンもその後の憩いの場づくりも楽しみですね。